3月4・5日、三重県鈴鹿市の加佐登神社を訪れた。地域づくりの担い手の育成・連携の場としての神社のありように焦点をあてた調査の一環である。こちらの神社での鎮守の森保全の活動のことを1月初旬にうかがい、ぜひ訪れてみたいと思っていた。
今回は、立場の異なる複数の関係者の方々から詳しいお話をうかがえただけでなく、作業体験までさせていただいた。境内の東側の森にバリアフリー・ルートを作る活動をしているボランティアセンター・ラブリーフォレストのサイトに、その様子がさっそく紹介されている。お話をうかがい、作業をしてみるなかで、鎮守の森=禁足地のようなイメージががらりと変わり、人間の生活とかかわりながら変化しつづける森というものをあらためて認識させられた。また、さまざまな経験・背景をもつ人々が互いを尊重しながらゆるやかに連携して活動してこられている姿に魅力を覚えた。こちらで学ばせていただいたことをぜひこれからの研究・教育に活かしていきたい。
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