主催 平成21年度 國學院大學「特色ある教育研究」
「国際化に対応した神道人育成のための基礎的調査と教材開発」
(研究代表者 ヘイヴンズ・ノルマン神道文化学部准教授)
日時 平成22年2月21日(日) 13:00-17:30
会場 國學院大學渋谷キャンパス学術メディアセンター1階 常磐松ホール
発題者
瀧澤昌彦氏(ハワイ金刀比羅神社・ハワイ太宰府天満宮宮司)
渡邉大蔵氏(ヒロ大神宮宮司)
ヘィヴンズ・ノルマン(國學院大學神道文化学部准教授)
上田良光氏(東北学院大学教授、福島・磐椅神社宮司)
岩橋克二氏(神社本庁国際交流課、國學院大學兼任講師)
コメンテーター
井上順孝(國學院大學神道文化学部教授)
司会
菅 浩二(國學院大學研究開発推進機構研究開発推進センター助教)
討議司会
黒﨑 浩行(國學院大學神道文化学部准教授)
開催趣旨や参加申込方法は、お知らせのページをご覧ください。
2010年1月28日木曜日
2009年12月1日火曜日
「だ・である」調と「です・ます」調
もうひとつ、新書の多くが「書き言葉(だ・である)」から「話言葉(です・ます)」で書かれている。つまりあれはほとんどオーディオ・ブック。読者は言葉(ロジック)を読んでいるのではなく、語り(レトリック)だけを聴いている。 ( Twitter / Nakamata Akio)
とにかく、いまは新書に限らず、本が「属人性」を高めてることは確かだね。「ファン」が読む本と、「アテンション・エコノミー」で動く本だけになった。昔の新書は、必ずしも著者名に頼らない「コンスタティブ」な本が多かったが、いまはパフォーマティブな本ばかり。(Twitter Nakamata Akio)
本とは別に思い当たるのが、学生が書くレポートに「です・ます」調が多いこと。
授業では何度も、レポート・論文は「だ・である」調で書くんですよ〜と言っているのだが、聞いてくれていないのか、こちらの説明の仕方が悪いのか、やっぱり一定の割合で「です・ます」調で書いてくる。あれはなぜだろうとずっと考えていた。
「属人性」、「パフォーマティブ」という説明でようやく納得が行った。これは要するに、レポートを内容でなくそれを書いた人物で、あるいは一生懸命さで評価してほしいという訴えなのだと。
これからは、レポートは書かれた内容・結果で評価しますから「です・ます」調で書いても無駄ですよ、と説明することにしよう。
2009年11月11日水曜日
神道宗教学会第63回学術大会
神道宗教学会第63回学術大会
大会テーマ「現代神道と社会参加―新たな公、新たな結をめぐって―」
学術講演
〔日時〕平成21年12月5日(土)午後1時より
〔場所〕國學院大學渋谷キャンパス学術メディアセンター1階常磐松ホール
「地域コミュニティの変容と伝統芸能の継承」
講師 星野紘氏(東京国立文化財研究所客員研究員・成城大学大学院文学研究科非常勤講師)
・シンポジウム「地域コミュニティの変容と神社神道の社会的役割再考」
発題者
櫻井治男氏(皇學館大学社会福祉学部教授)
恩田守雄氏(流通経済大学教授)
筒井琢磨氏(皇學館大学社会福祉学部教授)
板井正斉氏(皇學館大学社会福祉学部専任講師)
小林宣彦氏(國學院大學兼任講師・太平山神社禰宜)
コメンテーター
星野紘氏
茂木貞純氏(國學院大學神道文化学部教授)
司会
黒崎浩行(國學院大學神道文化学部准教授)
科学研究費補助金基盤研究(B)「宗教の社会貢献活動に関わる比較文化・社会学的研究」による成果
(追記)
学会のページで12月5・6日の詳細なプログラムが案内されています。ご関心のある方はふるってご参加ください。
大会テーマ「現代神道と社会参加―新たな公、新たな結をめぐって―」
学術講演
〔日時〕平成21年12月5日(土)午後1時より
〔場所〕國學院大學渋谷キャンパス学術メディアセンター1階常磐松ホール
「地域コミュニティの変容と伝統芸能の継承」
講師 星野紘氏(東京国立文化財研究所客員研究員・成城大学大学院文学研究科非常勤講師)
・シンポジウム「地域コミュニティの変容と神社神道の社会的役割再考」
発題者
櫻井治男氏(皇學館大学社会福祉学部教授)
恩田守雄氏(流通経済大学教授)
筒井琢磨氏(皇學館大学社会福祉学部教授)
板井正斉氏(皇學館大学社会福祉学部専任講師)
小林宣彦氏(國學院大學兼任講師・太平山神社禰宜)
コメンテーター
星野紘氏
茂木貞純氏(國學院大學神道文化学部教授)
司会
黒崎浩行(國學院大學神道文化学部准教授)
科学研究費補助金基盤研究(B)「宗教の社会貢献活動に関わる比較文化・社会学的研究」による成果
(追記)
学会のページで12月5・6日の詳細なプログラムが案内されています。ご関心のある方はふるってご参加ください。
2009年7月25日土曜日
映画『精神』(想田和弘監督)
映画『精神』公式サイト
想田和弘監督の「観察映画」第2弾、『精神』を観に行った。
この映画が撮影された2005年は、小泉政権のもとで「障害者自立支援法」が成立したころで、映画でもこの法律に対する現場の戸惑いや不満が映し出されている。間近に迫った衆議院選挙で政権交代を狙う民主党は、この法律で定められた認定区分のあり方や定率一割負担の見直しを求めており、今は実にタイムリーな公開時期だと思う。
私たちは多かれ少なかれ生きづらさを抱えて日々を送っていると思うのだが、針が振り切れて具体的な損失が現れてしまうとき、私たちはその人にどう対応していったらいいのか。医療体制はもちろんあるわけだが(その運営の大変さも)、偏見というベールに覆われてもいる。「観察映画」という手法(音楽・テロップがいっさいなく、撮影者・カメラがとらえたものをひたすら観客に提示する)がそのベールをはぎとり、一人の対話者として向き合う勇気のようなものを与えてくれたような気がする。
細かい感想としては、最後のシーン(患者の方が、公営住宅への入居希望について役所に電話をかけて遅くまでクレームをつけ、スクーターに乗って走り去る)にはガツンときた。『精神病とモザイク』(想田和弘著、中央法規)には、試写会でのこのシーンをめぐるジャーナリストの下村健一氏との議論が載っていて、ああやっぱりと思ったのだが、おそらく観る人によってかなり印象や評価が変わると思う。
想田和弘監督の「観察映画」第2弾、『精神』を観に行った。
この映画が撮影された2005年は、小泉政権のもとで「障害者自立支援法」が成立したころで、映画でもこの法律に対する現場の戸惑いや不満が映し出されている。間近に迫った衆議院選挙で政権交代を狙う民主党は、この法律で定められた認定区分のあり方や定率一割負担の見直しを求めており、今は実にタイムリーな公開時期だと思う。
私たちは多かれ少なかれ生きづらさを抱えて日々を送っていると思うのだが、針が振り切れて具体的な損失が現れてしまうとき、私たちはその人にどう対応していったらいいのか。医療体制はもちろんあるわけだが(その運営の大変さも)、偏見というベールに覆われてもいる。「観察映画」という手法(音楽・テロップがいっさいなく、撮影者・カメラがとらえたものをひたすら観客に提示する)がそのベールをはぎとり、一人の対話者として向き合う勇気のようなものを与えてくれたような気がする。
細かい感想としては、最後のシーン(患者の方が、公営住宅への入居希望について役所に電話をかけて遅くまでクレームをつけ、スクーターに乗って走り去る)にはガツンときた。『精神病とモザイク』(想田和弘著、中央法規)には、試写会でのこのシーンをめぐるジャーナリストの下村健一氏との議論が載っていて、ああやっぱりと思ったのだが、おそらく観る人によってかなり印象や評価が変わると思う。
2009年6月25日木曜日
イランのブログ空間
イラン大統領選挙後の混乱が、インターネットに飛び火している。現職のアフマディネジャド大統領の再選が発表されたが、敗北したムサビ元首相の支援者たちが抗議行動を開始。Facebook、YouTube、Twitterなどが情報交換に盛んに使われた。イラン政府は帯域幅を制限するなど規制強化を行っているようだが、Twitterはイランの時間帯に合わせてメンテナンス時間の変更を行い、GoogleとFacebookが急遽ペルシャ語に対応するなど、反政府の抗議活動を「Web 2.0」系サービスが積極的に支えているように見える。
そんななか、瀧口範子「シリコンバレー通信」混迷のイランにTwitter革命は起こるか? という記事を通じ、ハーヴァード大学バークマンセンターがInteractive Persian blogosphere map というものを公開していることを知る。どのような手法で描画しているのかについての説明もあるが、専門的でよくわからない。ただ、いずれにしても改革派だけでなく保守派、詩歌(?)、サイバーシーア(?)など多様な人びとがブログで発信しているらしいことはうかがえる。
"Twitter Revolution" なるフレーズも一人歩きしているようだが、Gaurav MishraというメディアアナリストはIran’s “Twitter Revolution” — myth or reality? というインタビュー記事で、それは間違いであり、イランで起こっていることをそう呼ぶことで、アフマディネジャドの支援者やムサビの支援者のオフラインのネットワークを過小評価することになると警告している。ただし、世界中の注目をこの危機に向けさせたことの重要性は付け加えている。
Twitterでこんなつぶやきを見つけた。
まったくそのとおりだと思う。
そんななか、瀧口範子「シリコンバレー通信」混迷のイランにTwitter革命は起こるか? という記事を通じ、ハーヴァード大学バークマンセンターがInteractive Persian blogosphere map というものを公開していることを知る。どのような手法で描画しているのかについての説明もあるが、専門的でよくわからない。ただ、いずれにしても改革派だけでなく保守派、詩歌(?)、サイバーシーア(?)など多様な人びとがブログで発信しているらしいことはうかがえる。
"Twitter Revolution" なるフレーズも一人歩きしているようだが、Gaurav MishraというメディアアナリストはIran’s “Twitter Revolution” — myth or reality? というインタビュー記事で、それは間違いであり、イランで起こっていることをそう呼ぶことで、アフマディネジャドの支援者やムサビの支援者のオフラインのネットワークを過小評価することになると警告している。ただし、世界中の注目をこの危機に向けさせたことの重要性は付け加えている。
Twitterでこんなつぶやきを見つけた。
我々は、Twitterを通じてイランの情報をえた。ただ、我々が、関心を寄せるべきなのは、Twitterではなく、イランの現実だと思う。
まったくそのとおりだと思う。
2009年6月16日火曜日
「宗教と社会」学会第17回学術大会
「宗教と社会」学会
第17回学術大会ホームページ
6月6・7日に創価大学で行われた「宗教と社会」学会第17回学術大会に参加した。前回につづき今回も、発表・セッションを聞く側であった。新型インフルエンザの影響が心配されたけれど、とても盛況だった。
1日目の個人発表。今井信治さんの鷲宮神社についての発表は、絵馬掛所の様子からとらえた参拝者側と神社側との関わり方の分析が面白かった。絵馬といえば昨年夏に横浜市歴史博物館が絵馬の展示をやっていたし、戦時期の絵馬を解読した Jeniffer Robertson, "Ema-gined Community: Votive Tablets (ema) and Strategic Ambivalence in Wartime Japan" (Asian Ethnology 67-1 (2008)) [PDF] も興味深く読んだところだったので、なんとなく絵馬の時代がきているような気がする。井上大介さんのルチャ・リブレについての発表を聞いたら、そういえば『映画で学ぶ現代宗教』
に『グラン・マスクの男』(ジャン・レノ主演の、孤児院を運営するカトリック神父が覆面レスラーとして活躍する作品)が入っていない、と思った。
2日目のテーマセッションは、午前・午後ともぜひ参加したい内容が二つ並んだので、大変困った。午後の第1会場での宗教文化教育に関するセッションは、さまざまな学問分野から宗教文化への接点をさぐるというものだったが、とくに科学技術コミュニケーター養成に関する野原佳代子先生の発表が興味深かった。科学技術をめぐる専門家と素人の対話の促進にとって宗教文化はどう位置づけられるかという視点からのもので、東京工業大学での取り組みや、文部科学省科学技術政策研究所による調査の結果なども踏まえられ、とても貴重な提言が含まれていたように思う。科学と宗教の関係と言えば、生物進化論についても対立した(ステルレルニー『ドーキンスVSグールド』
)、リチャード・ドーキンス(『神は妄想である』
)とスティーヴン・ジェイ・グールド(『神と科学は共存できるか?』
)の著作が近年あいついで邦訳されたこともあり(すみません積ん読です)、神話や多文化共生をめぐる問題と並んで、宗教文化を学ぶ現場に直結するビビッドな領域のように思った。
第17回学術大会ホームページ
6月6・7日に創価大学で行われた「宗教と社会」学会第17回学術大会に参加した。前回につづき今回も、発表・セッションを聞く側であった。新型インフルエンザの影響が心配されたけれど、とても盛況だった。
1日目の個人発表。今井信治さんの鷲宮神社についての発表は、絵馬掛所の様子からとらえた参拝者側と神社側との関わり方の分析が面白かった。絵馬といえば昨年夏に横浜市歴史博物館が絵馬の展示をやっていたし、戦時期の絵馬を解読した Jeniffer Robertson, "Ema-gined Community: Votive Tablets (ema) and Strategic Ambivalence in Wartime Japan" (Asian Ethnology 67-1 (2008)) [PDF] も興味深く読んだところだったので、なんとなく絵馬の時代がきているような気がする。井上大介さんのルチャ・リブレについての発表を聞いたら、そういえば『映画で学ぶ現代宗教』
2日目のテーマセッションは、午前・午後ともぜひ参加したい内容が二つ並んだので、大変困った。午後の第1会場での宗教文化教育に関するセッションは、さまざまな学問分野から宗教文化への接点をさぐるというものだったが、とくに科学技術コミュニケーター養成に関する野原佳代子先生の発表が興味深かった。科学技術をめぐる専門家と素人の対話の促進にとって宗教文化はどう位置づけられるかという視点からのもので、東京工業大学での取り組みや、文部科学省科学技術政策研究所による調査の結果なども踏まえられ、とても貴重な提言が含まれていたように思う。科学と宗教の関係と言えば、生物進化論についても対立した(ステルレルニー『ドーキンスVSグールド』
テュービンゲン

Japanologie Tübingen
イアン・リーダー先生、ビルギット・シュテムラーさん、エリカ・バフェッリさんに誘われて、Fritz-Thyssen財団の助成によりドイツのテュービンゲン大学で開かれた Religion 2.0 in Japan: Shifting Patterns of Authority と題するワークショップに参加した。少人数の参加者による3日間の集中討議は、すばらしい体験だった。英語についていくのは大変だったけれど……。
テュービンゲンは町全体に大学施設が散らばっていて、同大学教授のクラウス・アントーニ先生によれば、神学校の町として開けたことから町そのものが大学であるとのこと。ゲーテやヘルダーリン、ヘルマン・ヘッセにまつわる史跡も点在している。学生とおぼしき若者が多い。天気もよく快適だった。
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