2007年1月27日土曜日

Blue King Brown, STAND UP


リンク先は Amazon ですが、私は iTunes Store でダウンロード購入して聴いています。本当に楽しくてカッコイイ音楽に久々に出会ったという感じです。オーストラリアのバンドだそうで、昨年夏に行ったせいか、余計に肩入れしてしまう。

2007年1月22日月曜日

芳賀学・菊池裕生『仏のまなざし、読みかえられる自己』


著者の芳賀学さん・菊池裕生さんから、新刊の『仏のまなざし、読みかえられる自己—回心のミクロ社会学—』(ハーベスト社)をいただいた。

仏教系新宗教の「真如苑」で行われている青年部弁論大会という行事をとりあげて、宗教心の中核にある「回心」がどのような社会的プロセスの中で編み上げられていくのかを詳細に記述、分析した研究書である。

85万人の信徒を抱える教団とはいえ、一つの宗教団体の内部で一般信徒が行っている信仰活動に集中した研究ということで、宗教に対する世間一般の興味関心からすると少し遠い内容という印象をもたれるかもしれない。しかし、それゆえにこそ、こうした活動への注目が宗教を理解する上で必要であることが、第一章ではっきりと示されている。

そして、理論的支柱になっている「自己物語論」やフィールドワークの方法論などにも、学び得られるところが大きい。

2007年1月19日金曜日

うなずく

運転免許更新のために警察署に行ったときのこと。

無事故無違反の優良運転者なので、警察署内で30分ほどの講習を受けた。待ち合いスペースの端に、ついたてで囲まれた一角があって、そこにテレビモニターと椅子が並べられている。

そこでビデオを観るだけかと思っていたら、その後に口頭でのレクチャーがあった。内容は、昨年の交通事故件数のランキングや、交通法規の最近の改正点など。その時間に講習を受けていたのは私ともう一人だけで、ただただ、うなずきながら聞くしかなかった。

後で考えてみると、実は同じようなシチュエーションを、いつもは逆の立場で経験しているのだった。授業で、最前列に座っている学生がうなずき返してくれると、私の話をわかってくれたんだな、と安心することが多いのだが、それは微妙に勘違いをしていたのかもしれない。話の内容を理解したとかではなく、ただ話を聞いてますよ、というときの当然の身振りとして、うなずき返しているにすぎなかったのだ。

とはいえ、ただの身振りだからといって馬鹿にはできない。齋藤孝さんがどこかの本で書いていたが、うなずくというのは話し相手に対して信頼と承認を示す一番基本的なコミュニケーションだろう。ときどき、間近で目を見て話していてもジーッと固まっている学生に出くわすことがあるが、あのときの違和感といったらない。うなずくというような、基本的な身体の動きを大事にしたい。

2007年1月18日木曜日

3つめのシンポジウム

シンポジウム「画像資料アーカイヴスと人文科学−劣化画像は救えたか?−」

前に書いたように、2月10日に、宗教研究者としてぜひ行きたいシンポジウムが2つ重なってしまった。それで迷っていたのだが、なんと、学内で自分が関わっているプロジェクトのシンポジウムもその日に行われることになっていた。しかも自分も報告者。うー、残念。