現代宗教2008 (秋山書店)
財団法人国際宗教研究所の編集による『現代宗教2008』が刊行された。今号の特集は「メディアが生み出す神々」。
近年のスピリチュアルブームとマスメディアとの関係、マンガやアニメのなかの宗教性、観光と宗教との関係についてなど、さまざまな事象が9本の論文で掘り下げられている。そのうちの一本を書かせていただいた。
また、巻頭には宮崎哲弥氏と島薗進先生との対談が収録されている。「マスメディアとスピリチュアルブーム」という題がついているものの、話題が多岐にわたっている。ネオリベラリズム的価値観にもとづく体制とそこでの疎外という状況に対し、今日の宗教はどのようなベクトルで動いているのか、という問いかけが根底にあるように受け取った。
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