仕事の合間をぬって観てきた。
シュープリームスをモデルにしたブロードウェイ・ミュージカルの映画化。ストーリーは紆余曲折あるものの、細かいところは気持ちいいくらい端折って、全編、歌ときらびやかなショーの映像に乗って、どんどん進んでいく。ラストの大団円もミュージカル的だ。
やはり評判のとおり、ジェニファー・ハドソン演じるエフィに最も感情移入させられた。自他ともに認める歌唱力にもかかわらず、プライドが高く妥協できない性格が災いして、しまいにはトラブルメーカー扱いされていく。こういうときのいらだち感、だれしも経験があると思う。強引かもしれないが、町田康『告白』の主人公にも少し通じるところがあるような気がした。
エフィだってもっとうまく売り込めば人気歌手になれただろうに、アレサ・フランクリンのように……と思ったら、アレサ・フランクリン当人の前で Think を歌う映像が YouTube にあった。→YouTube - Jennifer Hudson - Think
ビヨンセはこの映画では抑え気味で、最後に近くなって Listen という曲でようやくパワフルな歌唱が炸裂する。彼女に期待していた人はフラストレーションが溜まったかもしれない。ビヨンセも、大御所ティナ・ターナーの前で熱唱する映像があった。→YouTube - Beyonce - Proud Mary - 2005 Kennedy Center Honors ティナ・ターナーの横にいるのは、ジョージ・ブッシュ?
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