神道宗教学会6月例会 宮家準先生國學院大學最終講義「霊山の社寺と修験―日本人の原風景を求めて―」
宮家準先生は慶應義塾大学をご退職後、5年間國學院大學で教鞭をとられた。その最終講義が昨日、神道宗教学会の主催、日本山岳修験学会の後援で催された。
2部構成で2時間以上にわたり、日本の山岳信仰・修験道の歴史と地域的展開を滔々と概説された。この5年間に國學院大學大学院の宮家ゼミ生をしたがえて歩まれた膨大かつ密度の濃い調査の蓄積に圧倒されるとともに、宮家先生の強調される「日本人の原風景」としての山岳信仰、そして修験道の活動について、自分がいかに中途半端であいまいな知識しか持ち合わせていないかを痛感、反省させられた。最後に後進の研究者、学生に向けての激励のお言葉を添えられたが、胸が熱くなった。
そして、司会の中山郁さん(國學院大學研究開発推進センター講師)の心暖まるはなむけの演出に感動。なんと、本物の修験者の方が教室に登場し、ほら貝を吹き鳴らしながら宮家先生を先導してしずしずと退場されていった。
ご著書の『霊山と日本人』と、21世紀COEプログラムの報告書をあらためて拝読しようと思う。
2007年6月24日日曜日
2007年6月16日土曜日
『願い・奉納物』
青山学院大学の近くにある青山ブックセンターで見つけた、絵馬・絵額をはじめとする日本各地のさまざまな奉納物の写真集。日常の行儀良さをはみだした笑いと切実さが同居していて、感動を覚えた。
2007年6月8日金曜日
2007年5月25日金曜日
パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド
世界同時公開の今日、観に行った。この世界同時公開というのは海賊版対策なのだそうだ。つまり本国アメリカでの公開後、海賊版のDVDがアジア市場などに出回って、興行成績を低下させるのを抑えるためらしい。
3時間の超娯楽大作で、なかなか見応えがあった。それにしても、交易によって最大の利益を得るために海賊を滅ぼそうとする勢力が、海賊たちの団結によって倒されるというストーリー、そしてこの作品をアメリカで知的財産権保護強化をリードしてきたウォルト・ディズニー社が制作したことに、強烈な皮肉を感じるのだが。
3時間の超娯楽大作で、なかなか見応えがあった。それにしても、交易によって最大の利益を得るために海賊を滅ぼそうとする勢力が、海賊たちの団結によって倒されるというストーリー、そしてこの作品をアメリカで知的財産権保護強化をリードしてきたウォルト・ディズニー社が制作したことに、強烈な皮肉を感じるのだが。
2007年5月19日土曜日
JCMCの特集
Journal of Computer-Mediated Communication の特集、Cross-Cultural Perspectives on Religion and Computer-Mediated Communication が掲載されました。
JCMC Vol 12 Issue 3
一昨年のIAHR、昨年のAoIRでお世話になった Charles Ess さんが編集を務め (川端亮さんと私が協力)、日本からは深水顕真さん、田村貴紀さん・川端さん、渡辺光一さんが寄稿しています。
JCMC Vol 12 Issue 3
一昨年のIAHR、昨年のAoIRでお世話になった Charles Ess さんが編集を務め (川端亮さんと私が協力)、日本からは深水顕真さん、田村貴紀さん・川端さん、渡辺光一さんが寄稿しています。
2007年5月12日土曜日
地球交響曲第六番
昼に恵比寿へ散歩に行ったら、ガーデンプレイスにある東京都写真美術館ホールで『地球交響曲(ガイアシンフォニー) 第六番』を上映していた。龍村仁監督による超有名なドキュメンタリー映画のシリーズの最新作だが、残念ながら私は今まで第一〜五番を観たことがなかった。ちょうどいい機会と思い、ホールに入った。
「虚空の音」というテーマで、何人かの日本のミュージシャンの演奏と、海外の著名な演奏家へのインタビュー、そして最後にクジラの歌を研究している海洋生物学者へのインタビューからなる内容だったが、なかでも私がいいな、と感じたのは、米アイダホ州に住むピアニストで、「私の使命は音楽の通り道になること」と語る、ケリー・ヨストのインタビューだった。この人の音楽家としての人生に対する謙虚さ、厳しさは、自然の完全さの認識、すべては予定されているという認識と深く結びついている。アイダホの大自然の中で車を運転しながら、カーステレオで自分の演奏の録音を聴いていたら、ふっと「これは自分が演ったんじゃない」と感じた、というエピソードも興味深かった。
東京都写真美術館では5月29日から6月8日まで、第一番〜第六番を一挙上映するそうだ。
「虚空の音」というテーマで、何人かの日本のミュージシャンの演奏と、海外の著名な演奏家へのインタビュー、そして最後にクジラの歌を研究している海洋生物学者へのインタビューからなる内容だったが、なかでも私がいいな、と感じたのは、米アイダホ州に住むピアニストで、「私の使命は音楽の通り道になること」と語る、ケリー・ヨストのインタビューだった。この人の音楽家としての人生に対する謙虚さ、厳しさは、自然の完全さの認識、すべては予定されているという認識と深く結びついている。アイダホの大自然の中で車を運転しながら、カーステレオで自分の演奏の録音を聴いていたら、ふっと「これは自分が演ったんじゃない」と感じた、というエピソードも興味深かった。
東京都写真美術館では5月29日から6月8日まで、第一番〜第六番を一挙上映するそうだ。
2007年5月1日火曜日
カート・ヴォネガット・ジュニア『スローターハウス5』
先月、アメリカのSF作家、カート・ヴォネガット・ジュニアが亡くなった。やはり、名前は知っていても作品をじっくりと読んだ経験がなかったので、本書を注文。奥付を見ると2007年4月30日22刷とあるので、訃報を受けて版元に問い合わせ・注文が殺到した結果増刷されたものだろう。私もその一人ということになる。
ヴォネガットは第二次世界大戦中にドイツ軍の捕虜となり、ドレスデンの収容施設で連合国軍による大爆撃を体験した。どうしたらその体験を書くことができるのか、という問いに対する答えが本書ということになる。「こんなに短い、ごたごたした、調子っぱずれの本」(30頁)。でもそこがすばらしい。
初めて読んだのに、全編に満ちた残酷な笑いのセンスには既視感というかなじみがある感じがわいてくる。自分の好きな映画監督(テリー・ギリアム、コーエン兄弟あたり)の作品に通じるものがあるからだろうか。
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